トップメッセージ

 ソラストの前身である株式会社日本医療事務センターは、1965年に日本初の医療事務教育機関として創業いたしました。その後、診療報酬請求事務をはじめ、医療機関の受付、会計などの医療事務全般の受託へと業務範囲を拡大するとともに、1999年に介護、2002年に保育分野へ事業領域を拡大してまいりました。今日では、全国で約25, 000人の社員(約90%が女性)が医療事務、介護、保育の仕事に携わっています。

 当社が提供しているこれらのサービスは今、従来型の「人海戦術」から脱し、クオリティと生産性を改善することが求められています。そのために当社では、経営ビジョンとして6つの方向性(ソラストーリー)と売上高1,000億円・営業利益70億円の達成を掲げ、人材とICTが融合した新たなサービスモデルによる生産性の飛躍的な向上と質の高いサービスのご提供に取り組んでいます。

2018年3月期業績の状況

 2018年3月期中間期の売上高は、医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移したため、前年同期比で9.4%増加し、352億円となりました。営業利益も両事業の増益により前年同期比11.8%増の19億円となりました。

 医療関連受託事業では、生産性とクオリティを改善するためのトレーニングを組織全体で積極的に実施しました。業務に役立つ内容とそれらを伝えるコミュニケーションを徹底した結果、お客様と直に接する担当者から、それらをどのように実施するかのアイデアが主体的に出始めました。この変化がサービスクオリティの向上となり、新規契約の受注や既存のお客様との取引拡大に繋がり始めました。

 介護事業では、2017年10月にベストケア株式会社が、2017年11月に株式会社日本ケアリンクが、新たにソラストグループに入りました。この2社の売上規模はそれぞれ28億円と42億円で、これまでのM&Aの中では最大であり、スピード感をもった介護事業の拡大が着実に進展していることを象徴するものです。また、M&A戦略の一環として注力しているのが、買収後のシナジーの創出と計画通りの業績の達成です。2017年3月期にソラストグループに入った事業所は、全体として当初の計画を上回る業績を達成しています。また、それ以外の既存事業所についても、訪問介護等の在宅系サービスを中心に利用者数が増加しました。

 このように最重要戦略である生産性改善とM&Aはともに順調に進んでいます。そして生産性改善によって増加した利益を社員に還元することによる処遇改善にも積極的に取り組んでいます。離職率やモチベーションにも良い効果が出つつあり、ソラストの組織は確実に強くなってきています。

経営ビジョンの達成に向けた進捗

 重要戦略は確実に事業の成長に結びついてきています。当社の年間売上高は既に800億円規模になり、経営ビジョンで掲げている売上1,000億円は現実的な数字になってきました。営業利益に関しても、生産性改善と売上の急速な拡大によって、着実に70億円の実現に向かっています。

 売上・利益と同様に重要なことは、当社が経営ビジョンで目指しているような会社になりつつあるかということです。積極的なトレーニングや人に関するさまざまな施策を実行し、処遇改善にも取り組んでいます。ソラストの全社員が、高いモチベーションとプライドをもって仕事に取り組むことで、医療、介護、保育といった重要な分野でよりよく社会に貢献したいと願っています。お客様や社員一人一人の声に真摯に向き合い、さらに切磋琢磨していかねばなりません。今後とも、当社の取り組みにご期待いただくとともに、皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


株式会社ソラスト
代表取締役社長 石川 泰彦



プロフィール

1956年生まれ、兵庫県出身。大阪大学経済学部卒、スタンフォード大学経営大学院卒、MBA取得。
日商岩井(現双日)を経て、GE、日本メドトロニック、日本ストライカーでプラスチック、医療機器事業などの要職を歴任。2013年2月、当社取締役専務執行役員 医療事業本部長就任。2014年6月代表取締役副社長を経て、2015年8月、代表取締役社長就任。


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