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好調な業績

 2019年3月期第1四半期の売上高は、医療事務、介護、保育の全ての事業が好調に推移し、前期比17.5%増の20,479百万円、営業利益も前期比33.5%増の1,265百万円となりました。

 医療事業では前期に引き続き、クオリティーと生産性の改善に取り組みました。トレーニングを業務の一環として位置づけ、チームの成果を左右するリーダー層に対するトレーニングを積極的に行いました。昨年度に一部の病院や支社で現れ始めた効果が、今期はさらに広範囲に力強く広がりつつあります。例えば、第1四半期の生産性改善額は前年同期に比べ1.7倍に、価格の改善額は1.8倍になっています。これらを踏まえて実施した社員の処遇改善は、前年同期の約2倍の額になりました。事業部の営業利益も9.8%伸び、営業利益率は第1四半期としては過去最高の10.1%になりました。

 介護事業では、2017年10月末にベストケア株式会社、同年11月末に株式会社日本ケアリンクを子会社化したことにより、第1四半期の業績は大幅な増収となりました。買収直後からスムースな統合とシナジーの早期実現に向けて取り組みを行った結果、営業利益も計画を上回る増益を実現することができました。

「人の可能性」に挑戦し、変化するソラスト

 当社は東証一部上場後日が浅く、いまだその評価は定まっていません。また、生産性とクオリティーの改善をトレーニングで実現することや、M&Aによる介護事業の急速な拡大などの戦略は、同業他社の成功事例が乏しく、評価を難しくしています。同様の戸惑いはソラストの中にもありました。生産性は単なるコスト削減ではないのか。処遇改善は人件費の恒常的な上昇を招くだけではないのか。M&Aが成功し、短期的に利益に貢献する確率は低いのではないか。

 今年度の第1四半期の結果とそれを基にした今後の見通しを議論し、私たちはこれらが全て「ノー」であることを確信しました。生産性は処遇改善に直結していることを現場の社員が確信し、さらなる生産性への挑戦に取り組んでいます。それを見た顧客は、ソラストのサービスクオリティーが改善していることを実感し、委託業務を増やし、価格改善に前向きです。昨年度の大型M&Aは既に計画以上の利益貢献をしつつあり、当社の経営力を実証しています。マネージメントとして何よりもありがたいのは、離職率が低下していることです。私たちの取り組みとその成果に、社員が「賛成票」を投じてくれているということです。

 ソラストの事業はサービス業です。コストに占める人件費の割合が90%を超える、サービス業の中でも特殊な業態であり、まさに「人」しかない会社です。私たちは今、その「人」のパワーに嬉しい驚きを覚えています。

 しかし、いままでの好業績は、潜在力のほんの一部が顕在化したに過ぎません。私たちの「人の可能性」への挑戦を、引き続き応援していただきますよう心よりお願い申し上げます。

 私たちソラストのマネージメントは、第1四半期の結果をふまえ当社の戦略がうまく機能していることへの確信をさらに強固なものにしています。昨年度の大型買収案件は、予定を上回るスピードでシナジーが出てきています。トレーニングを通じて生産性・クオリティーの改善が進み、それが処遇改善、モチベーション向上、離職率の改善、そして顧客からの評価につながって来ています。その結果、営業利益や売上の成長が起っています。この正のスパイラルが、組織の中でより広範囲に力強く起りつつあります。


株式会社ソラスト
代表取締役社長 石川 泰彦



2019年3月期第1四半期の業績および重点施策の状況は、こちらから動画でご覧いただけます。

2019年3月期決算説明




プロフィール

1956年生まれ、兵庫県出身。大阪大学経済学部卒、スタンフォード大学経営大学院卒、MBA取得。
日商岩井(現双日)を経て、GE、日本メドトロニック、日本ストライカーでプラスチック、医療機器事業などの要職を歴任。2013年2月、当社取締役専務執行役員 医療事業本部長就任。2014年6月代表取締役副社長を経て、2015年8月、代表取締役社長就任。



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