医療事務
セミナー「差がつく”極秘”レセプト実践セミナー」の動画を公開しました(ソラスト・メドレー共催)
公開日/2025.08.27 更新日/2025.08.27
目次
本コラムは2025年8月5日に開催されたソラスト・メドレー共催セミナーの内容を抜粋したものです。詳細をご覧いただきたい方はソラスト公式youtubeチャンネルにて、本動画をご視聴ください。
レセプト請求が返戻や査定によって滞ることは、キャッシュフローの悪化を招き、クリニックの安定経営に大きい影響を及ぼします。レセプト業務の本質や具体的な対策を正しく理解し、持続可能なクリニック経営を確立するための3つの実践的な鉄則をこのセミナーでは説明しています。
レセプト業務の理解と経営への影響
勤務医と開業医のストレスの違い
勤務医時代のストレスは当直など臨床業務であることが多いが、開業後はレセプトや人事・労務管理といった経営に関わる業務が大きな負担となっていることがアンケート調査からわかります。医業収益に関するところは事務スタッフの方が担当されているることが多いため、勤務医時代には着手する経験がなかったことから苦痛に感じられている開業医の方が多いようです。
キャッシュフローの重要性
レセプトの請求から実際の入金までは約2ヶ月かかるため、新規開業時には特にキャッシュフローの対策が不可欠です。初回のレセプト請求で漏れや不備があると、そこから入金がさらに遅れるため回収にはさらに時間を要すことになり、資金繰りを圧迫する可能性も出てきます。レセプトは「経営そのもの」
診療報酬・保険収益がクリニックの収益の大部分を占めるため、レセプト業務の品質がクリニックの経営に直接影響します。医療機関にとって非常に大事な業務の一つと言えるでしょう。査定・返戻を減らすための3つの鉄則
知識を身につける(審査側の視点の理解)
レセプトの審査は、システムによるチェックと、専門家による目視調査(医学的妥当性のチェック)の2段階で行われます。返戻や査定の理由には「病名と診療行為の不一致」や「病名の過不足や重複」などがあり、特に病名はレセプトの「命」であるため、より正確な記載が不可欠です。オペレーション体制を整える(属人化の排除)
特定のスタッフ(エース)に業務が集中すると、そのスタッフの離職時に業務が滞るリスクがあります。特定のスタッフに任せきり・頼りきりになることはリスクを伴うため、業務を標準化し、仕組みで回すことが重要です。戦略を練る(診療報酬改定への対応)
診療報酬改定は2年に1回実施されています。最新の情報を常にキャッチアップし、改定後も適切な算定ができるようにすることが安定経営の鍵となります。業務効率化と外部サービスの活用
電子カルテとレセプトの連携
電子カルテの中には、レセプトチェック機能が内蔵されているものがあり、日常業務の負担を軽減できます。ソラストで提供している「リモート医事サービス」は、メドレー社が提供する電子カルテ「クリニクスカルテ」はじめ、他社様の電子カルテにおいても利用実績があります。ソラストのリモート医事サービス
ソラストのリモート医事サービス「iisy」は、専門知識を持つ人材の確保や育成が難しいクリニック様や、レセプト請求に課題を感じているクリニック様に向けた3つのプランをご用意しています。医療事務の負担を軽減し、患者さまと向き合う時間を創出します。本稿が、医療機関関係者の皆様にとって有益な情報となり、ソラストのサービスへの関心を喚起する契機となれば幸いです。